従業員男性が刃物で刺された事件現場=1日午後3時15分、小山市向野

 1日午前10時半ごろ、小山市向野の塗装会社事務室に男が侵入し、勤務していた70代の従業員男性の右胸を刃物で刺して逃走した。男性は重傷で命に別条はないという。小山署は殺人未遂事件として捜査している。

 栃木県警によると、男は1人で同社の事務室に入ってきた。突然、「何やってんだ」などと言って所持していた包丁とみられる刃物で男性を刺した。事務室を物色したり、金品を奪ったりはせずに逃走したという。

 男は40歳くらいで黒の短髪。着衣は黒または紺の上下だった。

 男性は「知らない男に刺された」などと119番した。救急隊が駆けつけると、男性は刃物が刺さったままの状態で倒れていた。搬送時、意識があり会話できる状態だった。同社は男性を含め従業員は計3人で、当時は男性が1人で勤務していた。

 現場はJR小山駅から東へ約5キロで、民家や田畑などが点在している。近くに住む農業女性(84)は「昼すぎに警察が来て『犯人が逃げているから戸締まりして』と言われた。こんなことがあるなんて怖い」と不安そうに話した。