すずや食堂のもつ煮込み定食

すずや食堂の鈴木さん

すずや食堂のもつ煮込み定食 すずや食堂の鈴木さん

 創業時から多くの客に愛されてきた、みそ味ベースのもつ煮込み定食(800円)。あえて濃いめの味付けにしてあり、白いご飯との相性が抜群だ。

 豚もつを弱火でじっくり、計5時間煮込む。やわらかく味の染み込んだもつと、こんにゃくの上に刻みネギ。シンプルな構成だからこそ、味わいがより際立つ。「残った汁をご飯に掛けて食べる人もいる」と店主の鈴木恵子(すずきけいこ)さん(65)は話す。

 住宅街に構える店は、鈴木さんの両親が1973年に開業した。鈴木さんは高校卒業後に働き始め、2009年に跡を継いだ。

 以前は多彩なメニューを用意していたが、人手不足や新型コロナウイルス禍もあり縮小。そうした中、「もつ煮はやめないでほしい」との声が常連客らから多く寄せられ、現在はもつ煮を看板メニューに営業を続けている。

 創業約半世紀。昭和、平成、令和と時代が変わる中で、もつの仕入れ先を40年以上変えていないなど、味をはじめ「変わらぬ」ことが大きな魅力。鈴木さんは「昔から店に来てくれている人も多い。80歳になるくらいまでは店を続けたい」とほほ笑んだ。

 ▼メモ 小山市横倉新田95。午前11時~午後2時、同5~9時。もつ煮(600円)はテークアウトもできる。火曜定休。(問)0285・28・0035。