夏の参院選栃木選挙区(改選数1)で、日本維新の会が27日、新人の会社経営大久保裕美(おおくぼゆみ)氏(45)の擁立を発表し、立候補予定者は自民党現職を含め女性5人となった。

 野党候補が乱立する構図は、昨秋に行われた衆院選の栃木1区と酷似。この時は県内小選挙区で唯一、野党候補の一本化が図られず自民を利する結果となった。

 立憲民主党県連や共産党県委員会は28日に野党共闘に向けた協議を行うが、両党の調整は難航する可能性が高い。一気に混戦模様となった選挙戦で、野党各党は非自民票を奪い合うことになる。

 「(当選の)チャンスがない訳ではない。より多くの方に話を聞いてもらい、共感者を増やしたい」。27日午後、国会内で行われた記者会見で、維新の藤田文武(ふじたふみたけ)幹事長は強調した。

 維新は全国比例で前県議の西川鎭央(にしかわやすお)氏(50)の擁立を決めており、2人の活動を通して本県での勢力拡大を狙う。