「袋はどうしましょうか」。レジ袋の有料化が義務付けられて間もなく2年。コンビニやスーパーで買い物をした際、店員とのお決まりのやりとりにもすっかり慣れた▼断ることが多いのだが、そうすると小さなポリ袋に入れてくれることがある。サービスはうれしい。だが、困るのはその後の使い道。ごみ袋にすれば小さすぎて収集の手間が増えるだろうし、結局は分別して捨てる▼そもそもレジ袋の代わりに別の化学製品を使っては、取り組みの効果も薄れる。日々、そんなことを考えているうちに、使い捨てプラスチックごみ(プラごみ)の排出削減を目指す新法が施行された。「プラスチック資源循環促進法」である▼対象12品目のうち、接する機会が多いのは頻繁に利用するコンビニのスプーンやフォークなどだろうか。間もなく施行から1カ月。それらが必要かどうか店員に聞かれたことはなく、提供されるまま受け取っている▼店内を見れば、プラ製品について「辞退にご協力を」の掲示がある。レジ袋と違って、客側が確認のやりとりを切り出すのがルールのようだ▼確かに事業者ばかりに任せず、消費者も努力が求められよう。本県が全国に先駆けて宣言した「プラごみゼロ」の実現には、使い捨て製品を使わない工夫も必要だ。しっかり「いりません」と伝えたい。