高校登山部の新任顧問らがオンラインでリスクマネジメントなどを学んだ研修会=26日午後、県庁南別館

 那須町で2017年3月、大田原高の生徒と教諭計8人が死亡した雪崩事故の再発防止策の一環として、県教委は26日、主に高校登山部の新任顧問を対象とした研修会をオンラインで開いた。参加した5校11人は、登山の基礎知識やリスク予測の重要性を学んだ。

 新任顧問対象の研修会は今回で5回目。遭難やリスクマネジメントを研究する静岡大の村越真(むらこししん)教授を講師に、顧問歴の浅い教員らが熱心に講義に耳を傾けた。

 村越教授が提示した山の写真や動画から、登山中に予想される危険性についてグループワーク(GW)で意見を出し合い、リスクへの感受性を高めて対応する基礎を学んだ。

 村越教授は「リスクがどう生まれるか知識を持っておく必要がある。(危険性を高める)リスク累加要因や兆候に気付くことができれば、重大事故につながる可能性も減らせる」と指摘した。地図からリスクを読み取るGWも行われた。

 真岡高山岳部顧問の小林巧(こばやしたくみ)教諭(32)は「山に危険はつきものだが、リスク源に対する適切な対処法について指導していきたい」と話した。(三谷千春(