GW期間中の感染対策徹底を求める福田知事=26日午後、県庁

 大型連休中の新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、県は26日、対策本部会議を開き、28日~5月8日にJR宇都宮駅東西自由通路に臨時の無料検査拠点を設置することを決めた。政府の施策に応じた取り組みで、希望者に抗原検査を実施する。

 県内でもこれまで、連休後に感染者数が増えるケースが目立ったため、福田富一(ふくだとみかず)知事は会議後の記者会見で「帰省や旅行前にワクチン3回目接種や無料検査の利用を検討してほしい」と呼び掛けた。

 県によると、臨時拠点の開設時間は午前8時~午後6時。検査から約15分後に結果が判明する。福田知事は「(検査キット不足で)検査が受けられないという事態に至らぬように対応していきたい」と説明した。

 薬局など県内190カ所で実施している無症状者対象の無料検査は、期間を1カ月間延長し、5月31日までとすることも決めた。

 国が自治体に求めていた高齢者施設への医療支援強化については、感染者が出た施設に医師などを派遣する医療機関が3月下旬の13カ所から33カ所に増えたと報告。県内788カ所の高齢者施設のうち、往診を要請できる医療機関を確保できているのは438施設(55・6%)だったとして、今後は残りの施設での体制構築を支援するとした。

 県内の病床使用率が緩やかに低下する一方、新規感染者数は高止まりしていることから、警戒度は「レベル2(警戒を強化すべきレベル)」を維持する。県民には引き続き、会食を「同一テーブル4人以内」「2時間以内」とすることなど感染対策の徹底を求める。

 15~21日の1週間の新規感染者4107人の85%以上を40代以下が占める。県は3回目接種率が低迷する若者の接種促進に向けて、大学や短大などでの巡回接種を28日から始める。

 福田知事は、本県の60歳以上と50代では、ワクチンの3回目接種率が人口の4割を超えると感染者数が減少傾向に転じたとするデータを示した上で、早期接種の検討も改めて求めた。