観光客に貸し出しを始めたEバイク。ナビに従って、各自のペースで自然を満喫できる(県提供)

 那須塩原市と那須町の観光協会などは今月から、日光国立公園の那須・塩原地域でEバイク(電動アシスト付スポーツ自転車)を貸し出す事業を始めた。環境省が進める「国立公園満喫プロジェクト」の一環で、複数の周遊コースを案内するナビゲーションに従って、Eバイクで景勝巡りを自由に楽しんでもらう。同事業を推進する県は「車では気付けない自然の美しさや地元のグルメを堪能してほしい」と利用を呼び掛けている。

 日光や鬼怒川、那須地域など広範にわたる同公園は雄大な自然を有する一方、他の国立公園に比べて体験型の観光メニューが少ないことが課題の一つとなっていた。

 Eバイクはスポーツバイクの軽快なスピードと電動自転車のアシスト機能を備え、高低差のある道でも楽に走行できるのが特長。衛星利用測位システム(GPS)機能付のナビを設置することで、道に迷わず自分のペースでサイクリングを楽しむことができる。

 那須高原、塩原温泉、那須ガーデンアウトレットの3エリアで運用を開始し、各エリアごとに3コースを設定。美術館やグルメを楽しみながら巡る約13キロのコースや、那須高原を一周する約62キロの長距離コース、塩那道路を登り絶景を楽しむ約25キロのヒルクライムコースなどがあり、難易度に応じて3段階にレベル分けした。

 11月まで実施する。Eバイクは計26台を用意している。参加費は1人5千円。希望者は専用ホームページ(https://ebike-nasu.com/)か電話で前日までに予約する。催行人数は2~10人。