結婚50年を記念し作詞した秋元さん(右)。左は妻の伸子さん、中央は孫の優美香ちゃん

 日本音楽著作権協会会員の作詞家秋元文夫(あきもとふみお)さん(74)=栃木県日光市荊沢(おとろざわ)=が、妻伸子(のぶこ)さん(72)との結婚50年を記念して作詞、CDを自費制作した。「夫婦の記念碑になれば」と秋元さん。「山あり谷ありの50年だった」と振り返り、CDは一般販売しないが「希望する人がいれば、ダビングして無償で差し上げたい」と話している。

 詞のタイトルは「金婚むつみ橋」。伸子さんへの愛情、感謝、今後の人生などを歌った。1月ごろから書き始め、書き上げた詞を所属するレコード会社に送付。作曲家の久保田衛(くぼたまもる)さんが曲を付け、歌手の相馬次郎(そうまじろう)さんが歌い上げたものが4月上旬にCDになった。レコード会社による動画投稿サイト「ユーチューブ」配信も予定している。

 秋元さんと伸子さんは職場で出会い、1972年2月に結婚した。市内の市営住宅で結婚生活がスタート。なかなか子宝に恵まれなかったが、いまは息子1人、娘2人がおり、孫も4人いる。

 そんな秋元さんが作詞を始めたのは60歳のとき。「還暦を機に始めた」。これまで500作品を超す詞を書き、CD化したものも今回で12作品になった。

 この50年を振り返ると「楽しいことばかりではなく、苦しいこともあった。そんな夫婦の50年を詞に込めた」と秋元さん。長男一家と暮らし、同居する3歳の孫優美香(ゆみか)ちゃんの笑顔を見ると「今は幸せ。苦労も忘れる」と話す。一方の伸子さんは「あっという間の50年だった。のんきな性格なので、苦しいと感じたことはない」と笑顔を見せた。