赤沼車庫を出発した低公害バス第1便

 【日光】ラムサール条約に登録されている奥日光の湿原周辺を走る低公害バスが23日、今シーズンの運行を開始した。運行期間は11月30日まで。今季から「Suica(スイカ)」など交通系ICカードが利用できるようになった。

 戦場ケ原と中禅寺湖西側を結ぶ市道は自然や動植物を守るため、マイカーの乗り入れが禁止されている。代替交通手段として、日光自然博物館がハイブリッドバスと電気自動車(EV)バスの3台を運行している。

 この日は、第1便が午前8時10分に戦場ケ原入り口の赤沼車庫を出発。往復12便が運行した。

 バスは赤沼車庫から中禅寺湖西側の千手ケ浜までの9・55キロを片道約30分で走る。小田代原、西ノ湖入り口に停留所がある。運行回数は主に平日が6往復、土日祝日(季節運行含む)は12往復する。このほか早朝運行する時期もある。

 運賃は大人500円、子ども250円。同館の青木孝純(あおきたかよし)業務部長(59)は「ICカードが利用できるようになり、利便性が向上した。多くの人に奥日光の新鮮な空気や大自然を楽しんでほしい」と話した。