ストローレスの牛乳パックを手に笑顔を見せる波立小の6年生

 【那須塩原】二酸化炭素(CO2)排出量を削減して子どもたちに環境問題への関心を持ってもらおうと、市は本年度、市内全小中・義務教育学校の給食用牛乳パックのストローを廃止した。年間約194万本分のストローをなくすことで約500キロのプラスチックごみが減り、約1・36トンのCO2削減につながるという。

 市教委によると、学校給食用牛乳を供給する事業者から、ストローを使わない直飲みタイプのパックへの切り替えの提案があった。市はキャッチコピー「学校牛乳から始めよう プラごみゼロ作戦!」を考案し、渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長のメッセージ動画も作成して啓発に力を入れた。

 波立小では18日、6年担任の小室雅英(こむろまさひで)教諭(39)がプラスチックごみ問題について説明。市内学校で出る1日分のストローごみ(約1万人分)の量を見せた上で、「小さなことが環境改善につながると感じてほしい」と呼び掛けた。

 大田原遼(おおたわらはるか)さん(11)は「ストロー1本は軽いのに、1万人分はすごい量。みんなで協力してごみを減らそうと思った」と話した。

 市教委教育総務課給食係の波多腰香澄(はたこしかすみ)係長(45)は「子どもたちの環境意識が高まれば大人も自然と変わる。この動きが県内全域から全国に広がってほしい」と願っていた。