握手を交わす作新の小針監督(右)と大阪桐蔭の西谷監督=甲子園球場

 大会第2日の6日、第2試合(午前10時半開始予定)で大阪桐蔭(北大阪)との初戦を迎える作新。2度目の春夏連覇を狙う優勝候補の本命と2016年夏の王者が激突する一戦は1回戦屈指の好カード。対戦を前に、作新の小針崇宏(こばりたかひろ)、大阪桐蔭の西谷浩一(にしたにこういち)両監督に相手の印象や試合展望を聞いた。

 -相手の印象は。

 小針 実績も証明されているチーム。個人個人がよく鍛えられていてチーム全体に隙がなく、レベルが高い。

 西谷 県大会8連覇していることもあり、伝統校に間違いはない。さらに小針監督になってからは強さに瞬発力がついてきた。

 -注目している相手選手は。

 小針 たくさんいるので全員。すばらしい選手たちで、能力に頼らない野球もできている。特に柿木蓮(かきぎれん)、根尾昂(ねおあきら)の両投手が試合を左右するのでは。投手陣を意識していきたい。

 西谷 ナインのまとまりで勝負しているチームなので、捕手であり主将の磯一輝(いそかずき)を中心に全員野球でやってきたのでは。リズムをつかませないためにも磯を警戒している。

 -キーマンになる選手は。

 小針 県大会でも踏ん張ってくれた投手陣。高山陽成(たかやまようせい)と林勇成(はやしゆうせい)を柱に4投手が鍵。攻撃では中軸がキーになる。

 西谷 チーム63人全員で取り組んでいるので、全員がキーマン。中でも部をまとめる主将の中川卓也(なかがわたくや)がチームの精神的な柱。活躍にも期待している。

 -理想の展開は。

 小針 甲子園で初めての試合になるので、立ち上がりがポイントになる。いつも通りの動きや自分たちのプレーができることを望んでいる。

 西谷 理想は持たず、九回が終わって1点でも多く取り、全員で校歌を歌いたい。先制は狙うが、そんな甘いものでもないので、粘り抜いて勝ちたい。

 -普段、選手にどんなことを意識させているか。

 小針 昨年は大優勝旗を返せたことに満足してしまった。今回はどうやって戦えばいいのかを選手に考えさせた。チームの力を結集させて勝ち、校歌を歌いたいという強い気持ちを存分に出してくれると思っている。

 西谷 100回大会に出られるという喜びを感じて春夏連覇に挑戦しようと話してきた。全てを出しきって人生の中でも記憶に残る大会にしてほしい。