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電車を待つ高校生らで混雑する8番線ホーム=19日午後4時25分、JR宇都宮駅

 JR日光線鹿沼駅で、朝の通勤時間帯の一部電車が満員状態になっていることに関連し、宇都宮駅でも平日午後4時台の宇都宮線下り電車の混雑度合いが悪化し、帰宅する生徒らから改善の要望が上がっている。鹿沼駅同様、3月のダイヤ改正による車両数の減少が一因とみられ、ホームに人がひしめき合う状況も起きている。一方、JR東日本は午後5時と7時台の車両数を増やしており、「4月は混みやすいが今後利用が分散され、混雑は緩和される」とみて、状況を注視する。


 19日夕、宇都宮駅の在来線8番ホームは、午後4時42分発黒磯方面行き下り電車(3両編成)を待つ高校生らでごった返した。
 高校2年の男子生徒(16)は、発車30分以上前から電車を待った。「ダイヤが変わってから列車はパンパンの状態。(車両数が減る前は)まだ余裕があった」と声を落とす。


 宇都宮市内の高校に通う那須塩原市、3年の男子生徒(17)はホームでほかの高校生にぶつかり、線路に落ちかけた経験がある。「車両を増やして、停車位置も工夫してほしい」と訴えた。3両編成の電車は満員状態で出発した。乗車を見送り、後発列車に並び直す人もいた。


 JR東日本大宮支社によると、帰宅する高校生らの利用が多い午後4時台の宇都宮線の下り2本は、ダイヤ改正でいずれも車両数が4両から3両に減った。ただ、現状について同支社は「全ての列車で遅れもなく、乗り降りに問題もない」という認識を示す。


 一方、ダイヤ改正では、午後5時台と7時台の運行本数は変わらないが、車両数は5時台が計6両、7時台は計4両と、車両数を増やす対応を取っている。


 今後は高校の新1年生が部活動を始めるなど、帰宅時間が遅くなる生徒らが増えるとみられる。同支社は「日頃の利用状況を勘案し、利用者の多い時間帯は車両を増やした。5月の連休明けには学生の利用時間帯が分散するなどし、混雑緩和が見込まれる」としている。