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解体修理を終え、落慶法要が営まれた国重要文化財の仏塔「相輪橖」(中央)=22日午前9時30分、日光市山内

解体修理を終え、落慶法要が営まれた国重要文化財の仏塔「相輪橖」(中央)=22日午前9時30分、日光市山内

解体修理を終え、落慶法要が営まれた国重要文化財の仏塔「相輪橖」(中央)=22日午前9時30分、日光市山内 解体修理を終え、落慶法要が営まれた国重要文化財の仏塔「相輪橖」(中央)=22日午前9時30分、日光市山内

 栃木県日光市山内の世界遺産・日光山輪王寺は22日、大護摩堂前にある国重要文化財「相輪橖(そうりんとう)」の保存修理の完了を祝う落慶法要を行った。

 相輪橖は青銅製で、中にケヤキの心柱がある。高さ約15メートル、重量は推定約17トン。徳川(とくがわ)3代将軍家光(いえみつ)の発願により、国家安泰や仏法興隆、国民安楽を祈る拠点として1643年に日光東照宮奥院に建立された。50年に薬師堂西側へ移築された後、1875年に現在の場所に移った。

 修理は現在地に移って以来初めてで、2020年11月から行われてきた。修理中には、内部から白銅鏡や経典などの収蔵物が確認される発見もあった。

 快晴のこの日は、午前9時半から工事関係者が参列する中、真新しい姿になった橖の前で同寺の僧侶たちが法要を営んだ。同寺の今井昌英(いまいしょうえい)執事長(65)は「橖の胴体には世の中の平和や皆さんの幸せが書かれている。多くの人にお参りいただき、そのような御利益があるよう拝んだ」と話した。