史跡足利学校の参観者数

 【足利】昌平町の史跡足利学校の2~3月の参観者数は2万5909人となり、新型コロナウイルス禍で大きく落ち込んだ前年同期の約3倍となったことが同学校事務所のまとめで分かった。

 2月11日~3月27日に開かれた市立美術館の市制100周年記念特別展「戦国武将 足利長尾(あしかがながお)の武と美-その命脈は永遠(とわ)に-」に合わせ、同学校が企画展「足利学校打の刀剣」を開催したことが、刀剣ファンの参観者増につながったとみられる。

 足利ゆかりの名刀「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」(国重要文化財)などを展示した特別展には、会期中に延べ2万5587人が来場。江戸時代の名刀工が同学校で鍛えた刀剣などを展示した企画展には2万4154人が訪れており、特別展に訪れた人がほぼ、企画展にも足を運んだ計算になる。

 昨年2~3月は、1月13~2月7日に新型コロナの緊急事態宣言が発出された影響などで同学校の参観者数は8896人にとどまった。今年の参観者数はコロナ禍前の2019年同期の1万5724人、翌20年同期の1万1042人も上回っており、刀剣展の開催が参観者増に極めて大きな効果をもたらしたことがうかがえる。