高い出塁率で好機を演出する文星付の吉田

投打の柱として活躍が期待される白鴎足利の斎藤

高い出塁率で好機を演出する文星付の吉田 投打の柱として活躍が期待される白鴎足利の斎藤

 第75回春季県高校野球大会兼第74回春季関東地区大会県予選の2回戦が23、24日、県営、清原、栃木市のとちぎ木の花スタジアムの3球場で行われる。本県開催の関東大会(5月21~29日)への出場3枠と、夏の県大会シード権を得る8強入りを懸けて32校が激突。優勝争いは秋春連覇を狙う白鴎大足利が軸となりそうだが、シード勢を中心に実力は拮抗(きっこう)している。2つのブロックに分けて戦いを展望する。

▼Aブロック▼

 昨秋準優勝の文星芸大付と作新学院が中心か。

 文星芸大付は吉田翔(よしだしょう)や、曽我雄斗(そがゆうと)の出塁率が高く、小林優太(こばやしゆうた)は長打力が魅力。昨秋、チーム打率4割9厘の打力は健在で、右腕入江奏(いりえそう)ら投手陣の出来が重要になる。

 作新学院は攻守にバランスが取れ、秋に経験を積んだ高森風我(たかもりふうが)ら2年生の成長で戦力は充実している。左腕横尾潤(よこおじゅん)を筆頭に投手の層も厚い。

 2校に割って入るなら宇都宮短大付か。昨夏の県大会でも好投した右腕中村拓馬(なかむらたくま)は1回戦で11奪三振と好調。課題は得点力不足で、打線の奮起が勝敗の鍵となる。

 公立校のシード勢も実力は十分。昨秋、48年ぶりに4強入りした高根沢は薄羽啓之(うすばひろゆき)をはじめ、左腕3人を中心とした守りの野球が身上。左腕小林央典(こばやしおうすけ)擁する足利大付とは好ゲームが期待できる。

 茂木は左腕檜山匠海(ひやまたくみ)がチームを引っ張る。打力の大田原と堅守の石橋の一戦にも注目したい。

▼Bブロック▼

 白鴎大足利を県南の私立勢が追う構図となりそうだ。

 昨秋、堅守で頂点に上り詰めた白鴎大足利は右腕斎藤祥汰(さいとうしょうた)が投打の柱。身長180センチから投げ下ろす直球に鋭い変化球を織り交ぜる。攻めは手堅く、勝負強さが光る林虎之介(はやしとらのすけ)らが得点源となる。

 対抗馬は2校。大会連覇を狙う佐野日大は鹿沼東から18安打で14点を奪い1回戦を突破した。主砲の丸山詩温(まるやましおん)を軸に積極的な打撃で投手陣をもり立てたい。

 総合力が高い国学院栃木は、8強で終わった昨秋の悔しさをぶつける。速球派右腕盛永智也(もりながともや)を、長田悠也(ながたゆうや)、平井悠馬(ひらいゆうま)ら力のある打者が援護する。

 昨秋4強の宇都宮南は右腕石崎蒼真(いしざきそうま)の安定感が抜群。瓦井颯樹(かわらいさつき)ら上位打線は強力で、投打にそつがない。

 青藍泰斗は石川蒼(いしかわあおい)が打線をけん引し、小技と機動力も駆使する。秋の登板が少なかったエース右腕村上蓮(むらかみれん)にも期待がかかる。

 真岡や真岡工、宇都宮工といった力のある公立勢も上位進出を狙う。