町並みの絵巻を懐かしそうに見入る来場者と、説明する鶴丸さん(左)

 茂木町北高岡、デザイナー鶴丸光世(つるまるみつよ)さん(82)による「茂木の町並み絵巻展 シリーズ2横町(よこまち)通り編」が21日、ふみの森もてぎで始まった。画用紙に水彩とペンで描いた、展示イラストは長さ約50メートルにも達する。5月8日まで。

 昨年開催した「縦町通り」編に続く第2弾。町中心部の通りの両側約1・5キロの町並みを、縦町通り編のほぼ倍の長さの長大な絵巻に仕立てた。

 東京から移住した鶴丸さんと妻正子(まさこ)さん(81)を引きつける、昭和の面影が残る町の情景を、空想と現実、夢とユーモアを詰め込んでにぎやかに、鮮やかに描いている。

 初日のこの日を待って訪れた、往時のにぎわいを記憶する宇都宮市鐺山(こてやま)町、西山久雄(にしやまひさお)さん(73)は「小学4年まで町にいた。ここは銭湯だった」などと鶴丸さんに説明しながら、「鳥肌が立つほどの感動を覚える。懐かしい」と絵に見入っていた。また、「絵を茂木の財産に残したい」と話す男性もいた。

 鶴丸さんは「描いていると本当に楽しい。外から来た人間だから、町の良さが分かるんだと思う」などと話していた。