再選を果たし、支持者と万歳する大川氏(中央)=17日午後10時5分、栃木市薗部町1丁目

 任期満了に伴う栃木市長選は17日、投開票が行われ、無所属現職の大川秀子(おおかわひでこ)氏(74)=自民、公明推薦=が、無所属新人の宇都宮大名誉教授高際澄雄(たかぎわすみお)氏(73)を1万5662票差で破り、再選を果たした。市政の継続を訴えた大川氏が一騎打ちの戦いを制した。高際氏は現市政を批判して刷新を主張したが、及ばなかった。投票率は52.14%で、2018年の前回(58.54%)を6.4ポイント下回った。

大川氏は1期4年間の実績をアピール。19年の台風19号災害からの復旧・復興は道半ばとして、市政継続の必要性を強調した。自民、公明の推薦のほか、各業界の推薦、市議21人の支援などを得て選挙戦を優位に進めた。

 午後10時ごろ、同市薗部町1丁目の大川氏の選挙事務所に当選確実の報が伝わると、歓声や拍手が湧き起こった。万歳三唱をした大川氏は「災害復旧は道半ば。コロナの感染拡大も収まらない中、市民の命と暮らしを守ることに全力を尽くしていく。若い人が住みたい、子どもを生みたい、そういう栃木市づくりを皆さんとしていく」と2期目への決意を述べた。

 高際氏は市議4人や鈴木俊美(すずきとしみ)前市長の支援を受け、現市政に疑問を持つ市民団体のメンバーらと共に草の根運動を展開。同市岩舟総合運動公園内に民間企業が建設したサッカー専用スタジアムを巡る公園使用料免除などの市の対応などを批判して刷新を訴えたが、届かなかった。

 高際氏は支持者を前に「大変申し訳ない。敗戦は私の不徳の致すところ。皆さんの熱い支持を票につなげることができず、残念だった」と敗戦の弁を述べた。