ゆめかおりで作られたパンを食べる児童たち

 【宇都宮】市は本年度から、市内の全小中学校の給食に週1回、市産小麦「ゆめかおり」100%で作ったパンを提供する取り組みを始めた。地元農家の協力を得て実現。児童生徒に地産地消の食に対する意識を高め、郷土愛を育んでもらうことが狙い。市は「市産小麦のPRや、地域を学ぶ『宇都宮学』の教材となれば」としている。

 鶴田町の富士見小では13日、この小麦を使ったパンが初めての給食に出された。食事の前に校内放送で、「市は地産地消に力を入れるため、給食は市産の小麦を100%使用して作ったパンにします」と案内が流れた。児童たちは、ゆめかおりで作られたコッペパンをおいしそうに味わった。

 6年上田莉璃(うえだりり)さん(11)は「いつもより、もちもちしておいしい。週1回のパンの日が楽しみになりました」と気に入った様子。同校の熊倉仁(くまくらひとし)校長(59)は「市内でパン向けの小麦を生産していることを初めて知りました」と話した。

 市農林生産流通課は「生産者は、地元の子どもたちが食べてくれるとモチベーションも上がる。市内で広く地元産を周知できる」としている