原形復旧工事が完了した現場=佐野市水木町(県提供)

2019年10月の台風19号による被災直後の道路や河川=佐野市水木町(県提供)

原形復旧工事が完了した現場=佐野市水木町(県提供) 2019年10月の台風19号による被災直後の道路や河川=佐野市水木町(県提供)

 栃木県は14日までに、2019年10月の台風19号で被災した県管理の河川や道路などの土木施設計867カ所で、災害前の状態に戻す「原形復旧」の工事を全て終えた。全国的に資材や作業員が不足していることから工期は予定より長引いたが、被災から2年半で完了となった。22年度は、堤防のかさ上げや河道掘削などで、災害前より機能を強化する「改良復旧」工事を6河川で継続し、25年度末までの終了を目指す。

 台風19号では河川が氾濫して堤防が決壊するなどし、本県に甚大な被害をもたらした。4人が亡くなり、1万4千棟以上の住宅被害が出た。1日現在で20世帯38人は県が民間から借り上げた住宅で暮らしている。

 県は発災直後から原形復旧工事に着手。当初は21年5月末に工事を終える予定だったが、資材不足などでずれ込んだ。今年3月末には全て完了した。