【栃木】17日投開票の市長選を前に、下野新聞社はいずれも無所属で、宇都宮大名誉教授の新人高際澄雄(たかぎわすみお)氏(73)と、再選を目指す現職大川秀子(おおかわひでこ)氏(74)=自民、公明推薦=の両候補に5項目のアンケートを実施した。市の最重要課題や1市5町による合併効果の受け止め方などに違いが見られた。

 

 現在の市の最重要課題を尋ねたところ、高際氏は「公正公平を欠いた行政運営と、チェック機能が働かない市議会」と指摘。「市民の良識を反映する組織に変えていく」とした。

 大川氏は人口減少、少子高齢化、公共施設の老朽化などを課題とした上で「官民連携で移住定住、資源を生かした地域活性化を図る」と強調した。

 旧栃木、旧大平、旧藤岡、旧都賀の1市3町が合併したのは2010年3月。11年10月に旧西方町と、14年4月に旧岩舟町と合併し、現在の市となって8年がたった。

 合併の効果や課題に関して、高際氏は「地域間で行政格差が拡大するなど、市の一体感の醸成は道半ば」として「住民参加の下でのまちづくりを進める」とした。大川氏は「ふれあいバス、蔵タク等の広域化。資源を生かすことで均衡ある発展になりつつある」と回答。課題は公共施設の再編などとした。

 市長の資質については、両候補ともこれまでの自身の経験を踏まえてアピール。高際氏は「個人の特性を見抜き、本人に合った仕事のさせ方は心得ている」、大川氏は「これからも市民に一番近い市長であり続けたい」とした。