夏の記念行事を楽しむ国分寺西小の児童たち

 【下野】国分寺小との再編に伴い本年度末での閉校が決まっている国分寺西小(舘野正治(たてのまさはる)校長)で30日夜、夏季の思い出行事「西小のなつ∞(永遠に)」が行われた。全校児童34人のほか、教職員や保護者、地域住民ら約300人(主催者発表)が参加し、花火や校舎での宿泊を楽しんだ。本年度中、閉校記念事業に数多く取り組み、学校の思い出を子どもたちや地域住民らと共有する予定だ。

 普段の学校生活ではできない活動を通じて、一生の記憶に残る体験をすることで国分寺西小を忘れないとともに、協力してくれた保護者や地域住民への感謝の気持ちを育むことなどが狙い。同校とPTAが主催し、1年ほど前から計画を進めた。

 行事は午後6時半ごろ開始。綿あめやポップコーンを食べたり、輪投げを楽しんだりできる「お祭り屋台」や合唱の披露、打ち上げ花火などが行われた。黄色いTシャツ姿の児童や保護者たちが特別な夏の一夜を過ごした。翌31日はラジオ体操で汗を流した。

 舘野校長は「国分寺西小は地域の『心のふるさと』。西小と西小での日々を心に残るものにしたい」とあいさつ。6年近藤優兼(こんどうゆうけん)君(11)は「少し寂しいけれど、西小らしくみんなで仲良く楽しんで過ごしたい」と笑顔で話した。

 同校は1955年に開校。当時は全校児童257人を誇っていたが97年に初めて100人を割り、現在は市内12小学校で最も少ない34人となっている。市は16年4月に市学校適正配置推進協議会を設置し、同校などの在り方を検討。昨年3月、19年度から国分寺西小を国分寺小と再編することを発表した。

 西小は本年度の秋季運動会や西小まつりも「閉校記念事業」とする考え。児童や保護者だけでなく、今回の行事に参加した地域住民や卒業生との交流の場にすることで、さらに思い出を刻んでもらうという。