現職に1252票の大差をつけて初当選した。一夜明けた11日、益子町内で記者会見を開き、「現職の強力な組織との戦いなので不安はあったが、町民の皆さんが私の考えを理解してくれた結果。うれしく思っている」と喜びを口にした。
勝因については「選挙スタッフ、後援会スタッフの努力の結果」と評した。
町議15人(定数16、欠員1)は、現職陣営に8人、自陣営は7人と、支持が分かれた。
「一生懸命政策をつくり、議会で議論していただく。それが民主主義のベース」との持論を披露し、「町民に対し情報公開することで、融和・理解を深めてもらう行政運営に努める」と強調した。
町の事業については「職員の話をしっかり聞いて選択と集中をしたい」との意向。選挙戦の争点となった図書館整備は「新設ありきだけの話でなく、議論を深めていきたい」。
また「イベントを否定するわけではない」と断った上で、土祭(ひじさい)は「行政主導。携わる人に笑顔がない。言葉的には『休止』」との考えを示した。
5選を阻止した格好。「多選批判ではないが、年齢的に5選は無理。2期のうちに町の方向性を決めて(後任へ)引き継ぎたい」
趣味は旅行。益子町山本に妻、次女と暮らす。