桑を使った織物製品など活動の成果が並んだ会場

 小山市乙女の障害者施設「CSWおとめ」の利用者が制作した絵画や製品などを紹介する「CSWおとめのアート展」が17日まで、中央町2丁目のまちかど美術館で開かれている。障害者の自立や地域共生を目指し5年前に同施設が開所して以降、施設単独での展覧会は初めて。小山ならではの特徴を生かした活動や利用者の個性が伝わってくる。

 同施設を運営する社会福祉法人パステルは、市内で盛んだった養蚕に使われた桑を育て、製品や作品作りに生かしている。利用者約80人が桑の実でジャムを作ったり、蚕から糸を紡いで織った生地でネックウオーマーやスマートフォン入れなどを制作したりして、販売している。

 会場にはそうした製品や機織り機などと共に、日々の活動で制作した絵画約20点や、その一環で出版された塗り絵本なども飾られた。丹念に描き込まれた絵からは、利用者が生き生きと創作に没頭している姿が浮かび上がる。製品は会場でも販売している。

 同施設は障害者の生産や創作活動の拠点であるほか、レストランや地域交流センターなどを備え、近隣の人たちと交流を深めている。今回の開催について同法人の石橋須見江(いしばしすみえ)理事長は「より多くの人にCSWおとめの活動を知ってもらういい機会。地域の人と互いに助け合う関係をつくりたい」と話している。入場無料。