誕生仏に甘茶をかける檀家ら

 【大田原】釈迦(しゃか)の生誕を祝う「花まつり」が8日、福原の永興(ようこう)寺で数十年ぶりに行われ、檀家(だんか)らが釈迦の誕生を祝うとともに新型コロナウイルス禍の早期収束などを祈った。

 同寺は1190年開祖の古刹(こさつ)で、1584年に天台宗から曹洞宗へ改宗した。2014年末に梅木伸治(うめきしんじ)住職(56)が就き、4年前から毎月第2金曜に写経会を開催。今年は花まつりの日に当たることから「約70年ぶり」(梅木住職)に復活させた。

 色とりどりの花を飾り付けた「花御堂(はなみどう)」を本堂に設置。訪れた人は、その中央に置かれた高さ約20センチの誕生仏に甘茶をかけて手を合わせた。

 花まつりは来年以降も行う予定。梅木住職は「コロナ禍で花見にもなかなか行けない。寺の落ち着いた環境で花も楽しんでもらえたら」と話していた。