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渡辺市長(右)と展示に見入るフィーツェ首席公使(中央)

 【那須塩原】明治期にドイツ通の外務大臣として活躍した青木周蔵(あおきしゅうぞう)に関連する旧蔵品を紹介するパネル展が9日、青木の旧青木家那須別邸で始まった。日独の外交関係樹立160周年を記念し、市などが主催。オープニング式典に周蔵の子孫であるニクラス・サルム・ライファーシャイトさん(49)やクラウス・フィーツェ駐日ドイツ首席公使(59)が出席し、両国の友好関係発展に力を尽くした周蔵をたたえた。

 式典で渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は「新型コロナウイルスの影響が続くが、このパネル展で異国情緒を味わってほしい」とあいさつ。フィーツェ首席公使は「不平等条約の改正という難題に取り組んだだけでなく、外国人のパートナーを選ぶ勇気があり、生活を楽しむことの大切さを知っていた人」と周蔵の先進性を高く評価した。

 パネル展では、周蔵が受章した勲章や愛用した銀製品、妻エリザベートとの婚姻関係の文書のほか、周蔵が娘ハナに宛てた手紙、ハナの回想録などの写真を展示。開催に協力したニクラスさんは「周蔵が大切にしたのは人との関係づくり。家庭人である周蔵の思い出の品を見て楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 パネル展は5月8日まで。午前9時~午後5時半。入館料は大人200円、小中学生100円。月曜休館(4月のみ)。