ネクタイを身に着け入学式に臨んだ木村さん(中央)

 【宇都宮】竹林町の宇都宮歯科衛生士専門学校で8日、入学式が行われ、1978年の創立以来、初めてとなる男子学生が入学した。女子学生47人と共に式に臨んだ宇都宮市宮の内1丁目、木村海都(きむらかいと)さん(20)は「初めての男子ということでとても緊張しましたが、夢である歯科衛生士を目指して頑張りたい」と抱負を語った。

 同校は市歯科医師会立の専門学校として開校し、83年に市医療保健事業団付属となった。2018年度に男女共学としたものの、これまで学生は全員女子だった。

 木村さんは歯科衛生士の親類の影響を受け、入学を決意。「男性にもできる職業だということを、世の中の男性をはじめ多くの人に認知してもらい、男性が増えるきっかけになれば」と話した。

 口腔(こうくう)ケアの重要性が指摘される中、歯科衛生士の活躍の場は歯科医院だけでなく介護施設や総合病院にも広がっている。しかし歯科衛生士として働く男性は全国でもわずかという。

 市歯科医師会会長でもある北條茂男(ほうじょうしげお)校長は「看護婦が看護師になって男性が増えたように、歯科衛生士も男性を増やすことが男女共同参画の面からも必要だ」と歓迎している。