キッチンカーの前に立つ山口さん

 【下野】市内外でキッチンカーによる卵焼きの移動販売を行う石橋の人気店「玉子屋てっちゃん。」が今月、開業10年目を迎える。サッカーJ2栃木SCのホームゲームに出店する飲食店の中から、名物グルメを決める4年前のイベントで1位に輝いた同店。新型コロナウイルス禍で出店機会が減る中、“下野発”のB級グルメを県外でも積極的に売り込んでいる。

 同店は代表山口哲也(やまぐちてつや)さん(38)が2013年創業。祖母のレシピを基にした2種類の「玉子焼き」(各500円)が看板メニューで、地元の道の駅しもつけや県内のイベントに出店するなどしている。

 栃木SCのグルメイベントで脚光を浴びて以降、栃木SCのサポーターを中心にリピーターを獲得。さいたま市の埼玉スタジアムでのJリーグの試合や、宇都宮市のカンセキスタジアムで昨年行われたサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の国際親善試合でも出店した。

 ただ新型コロナの感染拡大以降は売り上げが激減。そこで支えになったのが栃木SCサポーターの常連客で、出店先の同道の駅まで買い物に来てくれた。山口さんは「店のファンが多くでき本当にありがたい。いつか活気のある祭りが復活したときのため、メニューに磨きを掛けたい」と話している。