ひなに餌を与えるコウノトリの親鳥。足元に2羽のひなの頭部が見える(NPO法人わたらせ未来基金提供)

 【小山】市は7日、下生井の渡良瀬遊水地で営巣している国の特別天然記念物コウノトリのペアから今春生まれたひなが2羽いることを確認したと発表した。これまでに親鳥による間引きで1羽が死んだが、少なくとも2羽が巣の中で育っていることが分かった。

 NPO法人わたらせ未来基金のメンバーが5日、人工巣塔の巣から親鳥が1羽を落としたのを目撃した後、親鳥から餌をもらおうと顔を出した2羽を見つけ、撮影。市に提供した。

 親鳥の首の下に小さなくちばしが二つのぞいているのが分かる。ひなは3月29日にふ化したと推定され、撮影時点で生後1週間とみられる。

 同所の人工巣塔でのふ化は3年連続。昨年も3羽が生まれ、1羽は死んだが、雄の「りょう」と雌の「のぞみ」の2羽が巣立っている。