広田茂十郎氏

 現職の選対幹事長として2018年の前回町長選で勝利してから4年。熟慮に熟慮を重ね、一騎打ちとなる今回の出馬を決断した。

 「生活インフラとして町民に必要な道路整備よりも、現職はイベント重視の予算編成を組む。議会選出の監査委員として町職員の時間外労働の改善を申し入れても、聞き入れられない」。普段は温厚な口調から、語気を強めて訴えた。

 タバコ農家の長男。高校を卒業して就農後、リンゴの果樹栽培などを始めた。町議会議長も務めた父の故源太郎(げんたろう)氏の後を継ぐように、07年の町議選で初当選し4期務めた。きっかけは「政治で地域をより良くしたい」ことだった。今も家族とリンゴ栽培に携わる。

 選挙戦は「対話で進めるまちづくり」をモットーに、「町民の声を第一に事業の見直しで町政の健全化を」などと訴える。

 政治信条は、住人が生き生きと暮らせばおのずと人が集まるという孔子(こうし)の言葉「近者悦(ちかきものよろこび) 遠者来(とおきものきたる)」。趣味は旅行。山本に妻、次女と暮らす。