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生い茂った草木の除去作業が始まった陥没地=5日午後1時45分、宇都宮市大谷町

 宇都宮市大谷町瓦作地区で、1991年4月に地下の採石場跡地が崩落した陥没地の本格的な埋め戻し工事が5日、始まった。かつて田畑だった現場は長年かけて草木で覆われたため、土砂を運び込む前に数週間かけて取り除くという。

 工事は地元住民の要望を受け、大谷石材協同組合が実施する。陥没後に沈んだ場所を含む約2.9ヘクタールのくぼ地を、計6年かけて周辺の地表と同じ高さに戻す計画。同組合によると、範囲は南北に約250メートル、東西に約140メートルに及ぶ。深さは最大7メートルで、一部は地下水がたまり池になっている。

 最初の3年間で半分の面積を埋めるために使用する土砂は約5万6500立方メートルの見込みで、25メートルプール100個分に相当する。県の公共工事で発生した建設残土を使用する。同組合は、工事終了後も当面、立ち入り制限は続くとみている。

 県などによると、同町では1989年2月の坂本地区の大陥没事故の後、2019年7月までに6回の陥没が発生。このうち瓦作地区は坂本地区と並ぶ大規模陥没で一時、埋め戻しが行われたが途中で終了したという。