【佐野】金子裕(かねこゆたか)市長は4日の定例記者会見で、中高生、大学生などを対象に、弁護士や司法書士などの資格試験受験料を全額助成する制度を本年度スタートさせたと発表した。就業機会の拡大が目的で、社会に出た後に学び直しのため学生になった市民にも年齢に関係なく補助金を交付する。金子市長は「全額助成の制度は全国でも例がないのではないか。資格を取得できる環境を継続して作っていきたい」としている。 

 この制度は、昨年4月の市長選で金子市長が掲げた公約の一つ。就業機会の拡大を図る一つの方策として、さまざまな分野で活躍するための資格取得を後押しする。

対象となる資格試験は、医師や不動産鑑定士、気象予報士など108の国家資格のほか、県資格の准看護師と調理師、民間検定試験の日商簿記、TOEIC(トイック)など計114種類。受験料は5万円代から数千円とさまざまだ。

今年1~3月にはすでに美容、理容師など40近くの試験が実施されており、これらの受験者も助成の対象に含まれる。

市は初年度の受験者を計約350人と見込んでおり、本年度の一般会計当初予算に事業費として265万円を盛り込んだ。

補助金は不合格の場合も交付されるが、申請は最初に交付された年度から5年間で3回に限られる。

(問)教育総務課0283・20・3106。