弓道男子個人決勝 射詰競射に臨む熊倉(作新)=静岡県袋井市

第2クオーター8分、矢板中央の小林がシュートを決める=愛知県小牧市のパークアリーナ小牧、加藤景子撮影

第1クオーター9分、矢板中央の伊藤がシュートを決める=愛知県小牧市のパークアリーナ小牧

第3クオーター1分、矢板中央の伊藤がシュートを決める=愛知県小牧市のパークアリーナ小牧

第4クオーター7分、矢板中央の切田がシュートを放つ=愛知県小牧市のパークアリーナ小牧

弓道男子個人決勝 射詰競射に臨む熊倉(作新)=静岡県袋井市 第2クオーター8分、矢板中央の小林がシュートを決める=愛知県小牧市のパークアリーナ小牧、加藤景子撮影
第1クオーター9分、矢板中央の伊藤がシュートを決める=愛知県小牧市のパークアリーナ小牧 第3クオーター1分、矢板中央の伊藤がシュートを決める=愛知県小牧市のパークアリーナ小牧 第4クオーター7分、矢板中央の切田がシュートを放つ=愛知県小牧市のパークアリーナ小牧

 全国高校総体(インターハイ)第2日は2日、静岡県袋井市の小笠山総合運動公園エコパアリーナほかで弓道、バスケットボール、陸上など11競技を行った。

 弓道は男女個人を行い、男子の熊倉拓磨(くまくらたくま)(作新)が予選、準決勝それぞれ4射皆中で決勝進出。射詰競射で行われた決勝は3本目を外し、順位はつかなかった。女子の杉浦天(すぎうらあまね)(大田原女)は準決勝で姿を消した。

 バスケットボールは男女の1回戦を行い、男子の文星付は海部(徳島)を91-72で下し2回戦進出。初出場の女子の矢板中央は大阪桐蔭(大阪)に64-94で敗れた。

 陸上女子400メートルの大島愛梨(おおしまあいり)(宇中女)は準決勝で自身が保持する県記録を0秒59更新する55秒06をマーク。決勝は56秒08で7位だった。

 フェンシングの男子フルーレは予選リーグを突破した宇南の仙波響(せんばきょう)と京極光志(きょうごくこうし)が予選トーナメント3回戦に駒を進めた。

恩師の言葉を胸に奮闘

 念願の表彰台を射止めることはできなかった。 弓道男子個人で決勝の射詰め競射に挑んだ熊倉拓磨(くまくらたくま)(作新)が放った3本目の矢は、的のわずか下にそれた。「心の中で外す光景を描き、勝てる試合を逃した」。期待のエースは悔しさに顔をゆがめた。

 4射の予選、準決勝はともに皆中。競技関係者から「逸材」と目される前評判通りの試技で決勝に進んだ。

 1、2射目は難なくクリア。そして3射目。だが体の開き、張り具合が微妙にいつもと違う。「外す時はいつも3本目」。嫌な予感が的中した。

 2年前、1年生でインターハイ団体メンバーに選ばれたが、そこからタイトルに手が届かない。「『県内敵なし』という理想をつくりあげて勝手にプレッシャーを背負っていた」。柏木崇哉(かしわぎたかや)監督は「技術は高いのに考え込み、バランスが取れなくなっていた」。それでも熊倉の実力を信じ、辛抱強く見守った。

 スランプから脱出したのは3年生に上がるころ。担任教諭の口癖だった「いつも通り」のひと言が、肩の力を抜くきっかけになった。6月の関東大会は個人・団体でダブル優勝を果たした。

 「いつも通り、頑張れよ」。夏休み前、お決まりの言葉で励ましてくれた担任教諭は先月、この世を去った。ショックは大きいが。それでも「タイトルを取って報告したい」と熊倉。3日からは団体予選が始まる。優勝候補筆頭の呼び声高い作新の大前として、下を向いてはいられない。