見頃を迎えた西行桜

見頃を迎えた西行桜

見頃を迎えた西行桜 見頃を迎えた西行桜

 【大田原】佐良土の光丸山法輪寺で市天然記念物のシダレザクラ「西行(さいぎょう)桜」が見頃を迎え、境内を彩っている。

 保延年間(1135~41年)に西行法師が訪れた際、「盛りには などか若葉は今とても 心ひかるる糸桜かな」と詠んだと伝わる。現在の桜はひこばえが育ったものとされ、とちぎ名木百選の一つとなっている。

 見頃は今月初旬までの見込み。若水厚淳(わかみずこうじゅん)副住職(39)は「開花は昨年より1週間ほど遅い。樹木の状態が心配だったが、無事に咲いて良かった」と話している。

 桜の近くには樹勢回復のための募金箱が設置されている。募金に協力した那須塩原市上厚崎、佐藤敬二(さとうけいじ)さん(73)、政子(まさこ)さん(69)夫妻は「樹齢800年の桜はなかなかない。人間の力で頑張って残してほしい」と話していた。

 10日まで午後5~9時にライトアップされている。(問)同寺0287・98・2606。