地下足袋を手縫いする大和さん

 【鹿沼】市はこのほど、特色ある産業や文化の振興に貢献した市内の第一人者を顕彰する「鹿沼の名匠」に、大和屋足袋店(仲町)の3代目大和恵(やまとしげる)さん(73)を新たに認定した。足袋を手縫いする職人は栃木県内唯一。選考委員会で「鹿沼秋まつりなど地域の文化を支えている」ことなどが評価され、現役では20人目の匠に選ばれた。キャリア57年目での栄誉に、大和さんは「思いがけない名誉」と控えめに喜びを語った。

 大和屋は明治時代の創業。大和さんは16歳で職人として働き始め、26歳で父の跡を継ぎ3代目となった。地下足袋や和装用の白足袋などを製作してきた。