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割れた殺生石の前で執り行われた神事=26日午前10時5分、那須町湯本

 今月5日に割れていることが分かった栃木県那須町湯本の国指定名勝「殺生石」で26日、石に化けたとされる「九尾の狐(きつね)」を供養する慰霊祭と平和祈願祭が行われ、観光関係者や観光客ら約150人が参列した。

 九尾の狐は吉兆を告げる瑞獣(ずいじゅう)とも言われる。殺生石が割れたことが新型コロナウイルス収束などの吉兆となるよう、町観光協会が4年ぶりに慰霊祭を企画。さらに初めて平和祈願祭も行った。

 この日は殺生石の前で神事が執り行われた後、伝統芸能「白面金毛九尾狐太鼓」の演奏が奉納された。参列者たちは神事や演奏を静かに見守った。

 同協会の阿久津千陽(あくつちあき)会長(51)は「割れた理由は、人それぞれ違った見方があると思う。那須に来て、殺生石を眺めながら新たな九尾伝説を創作するなど、新たな楽しみ方をしてほしい」と話した。