人通りはまばらとなった日光市の国道119号沿い

人通りはまばらとなった日光市の国道119号沿い

人通りはまばらとなった日光市の国道119号沿い 人通りはまばらとなった日光市の国道119号沿い

 栃木県など18都道府県を対象とした新型コロナウイルスまん延防止等重点措置が解除されてから最初の週末を迎えた26日、日光や那須塩原の観光地は天候に恵まれず、鈍い客足の戻りとなった。ただ19日からの3連休以降は少しずつ回復しているといい、地元関係者は今後のさらなる人出に期待している。

 この日午後、日光市はあいにくの雨天となった。世界遺産「日光の社寺」周辺や社寺に続く国道119号沿いでは家族連れや若者の姿が見られたものの、人通りはまばらだった。

 中鉢石(はついし)町のだんご店「日光宮前だんご」の店主斎藤祐美子(さいとうゆみこ)さん(56)は「本来の活気にはほど遠いが、(19~21日の)3連休から観光客は少しずつ増えてきている」と話す。国や県の観光需要喚起策が4月から実施される予定であることを踏まえ、「ゴールデンウイーク(GW)になれば活気が戻るのではないか」と期待している。

 卒業旅行で友人と2人で日光東照宮を訪れた、千葉県船橋市、看護専門学校3年藤田夕夏(ふじたゆうか)さん(21)は「遠出は半年以上ぶり。ずっと外出せずに過ごしていたので、リフレッシュできた」と話していた。

 那須塩原市内の観光スポットも悪天候などの影響で客足は伸びなかった。同市湯本塩原の旅館「湯荘白樺(しらかば)」を営む杉山岳人(すぎやまたけひと)さん(54)は「多くの人が感染状況などの様子を見ているのだろう」と分析する。

 それでも同措置解除前と比べ、GWの宿泊予約は増えてきているといい、「春の本格的な観光シーズン到来を前に解除となってよかった」と話した。