商標登録証を掲げる那須拓陽高生と関澤教諭(右)

 【那須塩原】生徒が作った農畜産物などを販売している那須拓陽高は、同校のブランドを守るために「那須拓陽」の4文字を商標登録した。同校によると、公立校の校名を登録するのは珍しい。

 同校は2020年、牛乳を飲んで消化不良を起こす人でも消化しやすいとされる「A2ミルク」を本州で初めて製品化した。開発に携わった関澤拓実(せきざわたくみ)教諭(33)に、多くの人から「権利保護の方法を考えた方がいい」と助言があったという。

 関澤教諭は県知財総合支援窓口に相談し、校名の商標登録を決めた。21年4月に特許庁へ出願。何度か手続きの補正を行い、同12月に登録された。

 今後は、無断で「那須拓陽」の文字を使用して野菜などを販売する人に対し、同校は商標権の侵害を訴えることができる。侵害が認められれば、販売停止などを求めることが可能となる。

 関澤教諭は「6次産業化を考えている農業志望の生徒も多くいる。今回の経験を生かして、商標登録の方法など権利を守る重要性を教えたい」と話した。