扇風機と細霧装置で暑さ対策をする牛舎=7月下旬、那須塩原市

 記録的な暑さとなった7月。県内各観測地点で1カ月の最高気温の平均は平年より2・5~5・2度高く、雨も少なかった。異常高温は農畜産物に影響を及ぼし、県内農業者も対応に追われている。酪農の現場では暑さのため死んだ乳牛も多く、搾乳量も落ちた。園芸農家は鮮度確保などのため収穫時間帯をずらすなどして対応している。8月も猛暑が続くとみられ、県はホームページ(HP)などを通じ技術対策を促す。

 県畜産振興課によると、乳牛は7月1~21日で21頭が暑さのため死に、前年同月1カ月間の19頭を上回った。同課の担当者は「出産時期を迎えていた牛や、元から体調が優れていない牛、子牛などのリスクが高まったのが要因」と説明する。7月に死んだ乳牛は2016年が6頭だったが、猛暑の15年は42頭に上った。