SNSのフォロワー数が多い「とちぎ未来大使」

 栃木県は新年度、県が委嘱する「とちぎ未来大使」に旬の県産品や情報を届けて会員制交流サイト(SNS)などで発信してもらう取り組みを始める。多数のフォロワーを持つ未来大使の影響力を通じて、本県の魅力を広くPRするのが狙い。事業費として新年度予算に920万円を計上した。

 県によると、22日現在、本県とゆかりがあり文化、芸能、スポーツなどの分野で活躍する計401組を大使に委嘱している。

 県は大使としての活動に役立ててもらうため広報誌「とちぎ県民だより」を送るなどしていたが「県が提供する情報に面白みがなく、大使の発信につながっていない」(県デジタル戦略課)との反省点も出ていた。

 そこで新年度からは大使の事務局業務を外部業者に委託し、民間のノウハウやアイデアを生かして発信力の強化を図ることにした。

 月1回のメールマガジンで本県の話題を大使に届けることに加え、特に知名度や影響力が高い大使(約85人想定)には、旬の特産品や県内企業の新製品などを年4回程度贈って発信してもらう。宣伝であることを隠してPRする「ステルスマーケティング」と受け取られないように、投稿には県産品を贈られた経緯も記してもらうようにする。

 相乗効果を図るために、大使同士の交流会も年1回程度開催する方針だ。県デジタル戦略課は「大使の影響力をフル活用し、本県に好意的な『栃木ファン』を増やしたい」としている。