2005年12月、日光市(旧今市市)大沢小1年だった吉田有希(よしだゆき)ちゃん=当時(7)=が殺害された今市事件の控訴審は3日、東京高裁(藤井敏明(ふじいとしあき)裁判長)で判決が言い渡される。審理では無罪を主張する弁護団と控訴棄却を求める検察側が、被告の「自白」やDNA型鑑定などを巡り全面対決した。高裁が自白の信用性などを、どう判断するのか注目される。

 殺人罪に問われているのは鹿沼市西沢町、無職勝又拓哉(かつまたたくや)被告(36)。逮捕後の取り調べで被告は女児の拉致や殺害などを自白。その後、供述を変遷させ、一審宇都宮地裁の裁判員裁判から無罪を主張している。

 捜査で凶器やランドセルなど女児の所持品は見つかっておらず、有力な物証がない。一審判決は自白の信用性を認め、状況証拠と合わせて有罪を認定した。