4月から男女共学の新しい足利高になる現在の足利高校舎

 【足利】足利高と足利女子高が統合して4月に発足する男女共学の新しい足利高は、足利女子高の創立年と創立記念日を継承し、それぞれ1909年、5月3日となることが22日までに固まった。21年創立の足利高より古い足利女子高のものを継承することで両校同窓会などが合意した。正式決定は4月の新足利高発足後になる。県教委の第1~2期県立高再編計画に基づく普通科校同士の統合で、どちらか一方の創立年が引き継がれるのは初めて。

 足利女子高は1909年、足利郡立足利高等女学校として創立した。同年5月3日、家富町にあった仮校舎で授業が始まったことにちなみ、この日を創立記念日としている。

 統合される県立高は従来、各校で閉校式を行ってきたが、現在の足利高と足利女子高は実施せず、新しい足利高は4月1日に創立113年の伝統校としてスタートを切る。

 新1、2、3年生は現在の足利高の敷地と校舎を使い、新校での高校生活を始める。統合初年度に全学年がそろう形態も初めてで、新しい足利高の取り組みは、今後の県立校統合を進める上で一つのモデルケースになりそうだ。

 県教委によると、統合新校の創立年や創立記念日の設定は、統合される両校の裁量に委ねている。過去には旧鹿沼農業高と旧粟野高が統合して2009年に発足した鹿沼南高が、旧鹿沼農業高の起源である上都賀郡立農林学校の創立年1909年を継承した例などがある。一方、普通科校同士の統合では、両校ともそれまでの歴史を閉じ、新設の普通科校として生まれ変わってきた。