yaiさん

 入園・入学・進級シーズンが迫り、おもちゃや洋服、学用品などを整理して心地よく新生活・新学期を迎えたい親子も多いだろう。芳賀町を拠点に整理収納アドバイザーとして活動するyaiさんに、子ども用品の片付けや収納のこつ、親子で実践するお片付けのヒントを教えてもらった。

 2児の母でもあるyaiさんは、「家族みんなが幸せになれる家づくり」を目指して乳幼児のいる家庭を中心に整理収納術を提案している。入園・入学・進級シーズンに親子で片付けに取り組むことについて、「環境が変化して子どもにとってストレスを感じやすい時季。準備しやすいよう3月中に整えておくと、新生活にもスムーズに対応できて子どもの自信につながる」と説明する。

 家族で過ごす時間の長いリビングが散らかっていると大人はイライラしてしまうが、実は子どもも物があふれていると遊びにくいという。まずはリビングで管理できるおもちゃや学用品の量を決め、収納しきれない物は2階や別の場所に保管する。「物を手放すことに抵抗感があるならば、無理やり捨てなくてもOK」とyaiさん。

おもちゃや学用品は「おままごと」「絵本」など定位置を決めると片付けやすい

おもちゃは2組に分けて

 おもちゃは2グループに分けて定期的に入れ替えると、久しぶりのおもちゃも夢中で遊ぶように。同じケースに収納すれば入れ替えもより簡単になる。使っていないおもちゃは「これからも使いたい?」「新しいものと比べてどちらが遊びたい?」と確認して、本人が納得した上で処分を。捨ててしまった後に子どもが落ち込んでしまったら「物を選ぶ練習になったね」と前向きに声を掛けよう。

おもちゃは定期的に入れ替えると飽きることなく遊んでくれる

 大人は見た目重視で収納を選びがちだが、子どもが使いやすいとは限らない。中身が見える半透明のボックスに交換するだけでも子どもにとって使いやすくなるので、子どもの意見を優先する。

収納の洋服 枚数は適度に

 収納ケースに洋服がぱんぱんに詰まっていると、子どもは取り出しにくい。取り出したりしまったりしやすい枚数に減らし、残りはストックへ。子どもはお気に入りの服を繰り返し着るので、くたびれたタイミングで新しい服と入れ替えると無駄なく着回せる。

普段着や下着は子どもでも取り出しやすいよう詰め込みすぎない

学用品類は1カ所に集約

 教科書はリビング、ハンカチは洗面所、ティッシュは玄関…など、学校や園で使う物があちこちに分散していると準備が間に合わないことも。学用品は一つの場所にまとめ、ランドセルは扱いやすい位置に。教科書は手前に立ち上がりのないファイルボックスに入れるなど、ちょっとした工夫で使いやすくなる。

ランドセルは子どもが使いやすい位置に、学用品はひとまとめに保管する

 子どもから積極的にお片付けに取り組むようにさせるには、声の掛け方にもポイントがある。「時計の○の数字までにできるかな」「子どもチームとお母さんチーム、どちらが早く片付けられるかな」などゲーム要素を入れる。お片付けができたら思い切りほめてあげると、子どもにとっても自信になって整理整頓の習慣が身に付きやすくなる。

 yaiさんは「子どもは両親の笑顔が大好き。お片付けを通じて親子の笑顔を増やしたい」と話している。