候補者の訴えを聞く有権者ら=13日午前11時、大田原市内

 13日告示された大田原市長選は、市政初の4候補による激戦。各候補者は14日も、選挙カーで市内各所を回り街頭で政策をアピールした。「より良い市政になるような論戦を」「しっかり聞いて慎重に考えたい」。有権者はどのような「未来への選択」をするのか、候補者らによる論戦を注視している。

 14日午前、大田原市桧木沢のグラウンドゴルフ場。候補者の熱弁に耳を傾けていた同所、パート松本清寿(まつもとせいじ)さん(72)は「4人による初の選挙。過疎化対策、空き家問題、若者の就労など各候補の政策をしっかり聞いて、慎重に考えたい」と話す。同市黒羽田町のコンビニ前で演説を聴いた同市田町、無職伊藤年郎(いとうとしろう)さん(84)は「市民にとってより良い市政になるよう論戦を期待したい」とした。

 13日の告示日。各陣営の出陣式や第一声には各候補者を後押ししようと支持者が駆け付け、熱気を帯びた。

 新人で前市議の星雅人(ほしまさと)氏(37)の第一声に3人の子どもと訪れた同市南金丸、主婦(35)は「保育料が増え、3人目以降からの子宝祝金も減った。子育て世帯に優しいまちにしてくれるはず」と思いを託した。

 新人で前市議鈴木隆(すずきたかし)氏(63)の第一声に耳を傾けた同市末広2丁目、自営業男性(81)は「新しい風を吹かせてくれる。観光客を呼べるような魅力ある街にしてほしい」と話した。

 現職津久井富雄(つくいとみお)氏の出陣式に集まった同市南金丸、農業女性(71)は「米価は安くなったし、後継者問題もある。ぜひ農家の現状を改善してほしい」と期待。

 新人で前県議の相馬憲一(そうまけんいち)氏(64)の出陣式に来た同市中央1丁目、自営業女性(73)は「県議会議長などを務めた経験は心強い。危機的な市の財政の健全化に期待している」と力を込めた。