世界で11台目、シンフォニー病院に設置された「ZAP-X」

 昨年12月に開院した宇都宮脳脊髄センター・シンフォニー病院は、頭部・頭頸部(けいぶ)に特化した定位放射線治療装置「ZAP-X(ザップエックス)」を導入し、今月から患者への治療を始めた。切らずに治療する先端医療装置で、設置は国内初。金彪(きんひょう)院長は「これまでの定位放射線治療装置と比較しても、身体的な負担を抑えて治療ができる」と話している。

 ZAP-Xは1020カ所から立体的に放射線を照射し、脳腫瘍、脳動静脈奇形、三叉(さんさ)神経痛などさまざまな疾患の治療ができる。体の位置のずれをリアルタイムで計測・補正するため、神経などにダメージを与えないよう細かくコントロールできる。精度の高い治療を受けられるだけでなく、同じ場所に反復して照射でき、大きな腫瘍にも対応。ロボットアームを使ったサイバーナイフや、リアルタイムでずれを補正できないガンマナイフより精度が高い。