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栃木市小野寺小の校庭に発生した地割れ=17日午後3時40分、栃木市岩舟町静

 16日深夜に福島県沖で発生した地震で、栃木県内は那須、市貝、高根沢、那珂川町が震度5弱の揺れに襲われ、全域で震度4の揺れも観測した。宇都宮市内で2人が重傷を含むけがをしたほか、市貝町で県道が陥没し、各地で公共施設の損傷や地面のひび割れなども相次いだ。小山、足利市などを中心に約12万戸が停電した。地震発生後から鉄道各線の運行が乱れ、17日も始発から東北新幹線が臨時ダイヤで運転するなど混乱が続いた。

 県や各市町などによると、宇都宮市内で70代女性が自宅でトイレに行こうとした際、地震の揺れで転倒し左足を骨折した。40代女性は、倒れた家具を起こそうとしてドアとの隙間に右手を挟まれ軽傷を負った。

 停電は小山市で5万9千戸、足利市3万5千戸、宇都宮市1万5千戸など11市町で発生し、17日午前1時半までに復旧した。停電に伴い足利市内では水道施設が停止し、一部地域で一時的な断水も起こった。

 市貝町大谷津の県道杉山石末線では農業用水管が破損。管内にたまっていた水があふれ、県道の片側が約10メートルにわたり最大約10センチ沈下する被害が出た。

 大田原市堀之内の温泉施設「黒羽温泉五峰の湯」では脱衣所の天井裏の配管から水が漏れ、天井の一部がはがれ落ちるなどし、17日から臨時休館した。宇都宮市でも地区市民センターや小中学校の校舎などで壁や柱のひび割れ、天井ボードの亀裂といった損傷が約20件確認された。

 高台に位置する栃木市小野寺小では校庭に5本のひびが入った。最大は幅約1センチ未満、長さ約38メートル。児童らの立ち入りを制限した。

 鉄道は地震発生後、JR宇都宮線などで運転見合わせや運休、遅れが相次いだ。17日もJR各線や東武日光線などで運休や注意運転に伴う遅れが生じた。