岡村氏(左)の擁立を発表した共産党県委員会の記者会見。同席した野村県議は候補者一本化に意欲を示した=4日午後、県庁記者クラブ

 夏の参院選が迫る中、栃木選挙区(改選数1)で自民党現職の上野通子(うえのみちこ)氏(63)に挑む野党共闘の動きが遅れている。過去2回の参院選に続き候補者一本化を実現できるかが焦点だが、立憲民主党県連の候補者選びが難航。両党間の話し合いも進まず、しびれを切らした共産党県委員会が候補者擁立に踏み切った。「与党に勝つため統一候補が必要」との認識は一致しているが、共産候補を立民が支援する可能性は低く、共闘の道筋は見えない。

 4日、県庁記者クラブ。共産県委員会は元佐野市議の岡村恵子(おかむらけいこ)氏(68)の擁立を発表した。会見で県議の野村節子(のむらせつこ)同委員会副委員長は「ぎりぎりのタイミングだった」と発表に至った理由を説明した上で、一本化に向けて「話し合いの場を見いだしたい」と野党に秋波を送った。