十割そば天ぷら付

落ち着いた雰囲気の店内

十割そば天ぷら付 落ち着いた雰囲気の店内

 水はけの良い土地柄から良質なソバの産地としても知られる益子。石臼びきで製粉された地元産そば粉100%をつなぎなしで手打ちした幅約1・5ミリの細い麺は、十割特有の香り高さに加え喉越しの良さが抜群だ。サクサクに揚がった季節の野菜とエビの天ぷらが付く「十割そば天ぷら付(つき)」(1420円)が人気なのもうなずける。

 店で提供する十割のルーツは福島県南会津町。オーナーの飯塚裕(いいつかゆたか)さん(73)が約30年前に宿泊した民宿で提供された十割そばに感動し、宿の奥さんに打ち方を学んだ。真岡市内で当時営んでいた居酒屋で振る舞うとすぐ評判になり、1997年に益子に店を構えた。

 そば打ちは約20年前から次女純子(じゅんこ)さん(48)の夫で店長の宇津木智(うつぎさとし)さん(48)が担い、二八そば(そば粉10、つなぎの国産小麦粉2の外二)とともに毎日手打ちする。飯塚さんは、かめで2カ月間熟成させた返しと、かつお節や煮干しなどを使うこだわりのだし作りに専念する。

 宇津木さんは「十割は平日約20人前、土日がその倍程度しか出せませんが、二八もお薦めです。それぞれの風味をより引き出せるように日々努力していきたい」と意欲を語った。

 ◆メモ 益子町益子3580の2。午前11時~午後3時、同5~8時。うどん各種も提供。木曜定休。(問)0285・70・1068。