小貝川にキンブナを放流する園児たち

 【市貝】絶滅危惧種のキンブナを養殖して町おこしにつなげる「キンブナプロジェクト」に取り組むサシバの里協議会は11日、昨年ふ化して育てたキンブナのうち約200匹を認定こども園市貝たいよう幼稚園の園児らと共に小貝川へ放流した。

 年中の園児29人、同協議会のメンバー、県水産試験場の職員らが道の駅サシバの里いちかい近くの河原を訪れた。園児たちはそれぞれキンブナ数匹が入ったバケツを持ち、体長5、6センチの幼魚に「大きくなってね」などと優しく語り掛けて放流した。上田和椛(うえだわかば)ちゃん(5)は「かわいかった。大きくなってほしい」と笑顔を見せていた。

 キンブナプロジェクトでは、小貝川上流で捕獲した親が産んだ卵をふ化させ、本年度は過去5年の活動で最高の約20キロ分を育てた。ただ、1月にイタチとみられる動物の食害で6キロに減ってしまったという。生き残ったキンブナは鬼怒川漁協に販売し、小貝川へ放流される予定。