鹿沼組子の耐力壁と建築研究部の生徒ら

 【宇都宮】地域独自の産業振興や技能者育成などの特色ある取り組みを選定し、国民へ周知する厚生労働省の2021年度「地域発!いいもの」にこのほど、宇都宮工業高建築デザイン科建築研究部の取り組み「鹿沼組子耐力壁への挑戦」が県内で唯一選定された。鹿沼市の伝統工芸技術の鹿沼組子に、耐力壁としての価値を見いだしたことが高く評価された。

 鹿沼組子は江戸時代から続く伝統の木工技術。くぎや金具は一切使わず、角度を付けた数多くの部品に切り込みを入れ、手作業で組み込む。製品は「県伝統工芸品」に認定されている。

 建築研究部は、鹿沼組子を後世に引き継ぐため15年から、住宅の耐力壁としての実用化について研究を行っている。