5年ぶりに展示されている名刀「山姥切国広」=2月11日午前11時10分、足利市通2丁目

 刀剣ファン注目の市制100周年記念特別展「戦国武将 足利長尾(あしかがながお)の武と美」が栃木県足利市の市立美術館で開催される中、安土桃山時代の刀工の名「堀川国広(ほりかわくにひろ)」を名乗る匿名男性が15日、「(ロシアが侵攻する)ウクライナの方々への人道支援に役立ててほしい」と10万円を足利市に寄付した。

 市によると、男性は午前8時ごろ、市役所守衛室を訪れ、封筒に入った現金を守衛に手渡したという。

 堀川国広は、同特別展に出展中の足利ゆかりの名刀「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」(国重要文化財)を鍛えた刀工。封筒の中にはメモが入っており、「全国の刀剣ファンの方たちには、笑顔と勇気を届けていただき感謝しています。このような機会を設けていただいた足利市に感謝しています」と書かれていたという。

 市は市社会福祉協議会を通じ、日本赤十字社の「ウクライナ人道危機救援金」に送金する。